しかし、人間のあごは歯が無いからといってどこにでもインプラントを埋めるというわけにはいきません。埋めるためには、埋めることのできる骨がしっかりあることが大切です。
上あごには、たくさんの空洞があります。穴には骨が無いので基本的にインプラントを埋めることはできません。また、太い神経のあるところにも埋めることはできません。
上あごでは、鼻の穴(鼻腔)、そして人間が吸った息を暖めてから肺に入れる役目をしている穴(上顎洞)がインプラントをするのに邪魔な穴となります。また、上あごにも下あごにもインプラントをする時に避けなければならない神経があります。それらを避けて残っているところがインプラントをすることのできる骨になるわけです。
この部位に骨のたくさんあることが、インプラント埋入手術の適応症というということになります。
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